2011年08月02日
ブラジルの国旗の意味
といえばワールドカップでもよく見かけますし、ブラジルグッズと言えばこの国旗!!!
というように、みなさんおなじみだと思います。
私は緑と黄色が大好きなので、ブラジルの国旗グッズがすごく好きです^^!!!
さて本題ですが、
そのブラジルの国旗の意味、皆さんはご存じですか?
上の画像にもあるように、ブラジルの国旗は緑、黄色、青、白の4色でできています。
緑と黄色が何を意味するのかについては2つの解釈があるので、順番に説明します。
1つめの解釈
森林と金を表す。
緑が示すのは、森林。
ブラジルには、世界最大面積を誇り「地球の肺」とも呼ばれるアマゾン熱帯雨林があり、また大豆やトウモロコシ、サトウキビなどの世界的産地でもあります。
黄色が示すのは、金や鉱物資源。
ブラジルのミナスジェライス州は、かつて17世紀に金の鉱脈が発見されて以来、鉱山の開発が進み、今でもブラジルの主要な宝石産地として知られています。
(Minas Gerais=あらゆる鉱山)と訳され、州名の由来はそれから来ているとも言われています。
2つ目の解釈
1822年のポルトガルからの独立により建国された、ブラジル帝国の国旗として使われたのが始まりで、
緑が当時の皇帝ドン・ペドロⅠ世のブラガンサ家を、黄色が皇妃のレオポルディナのハプスブルク家を象徴してる。
ほとんどの人が1つ目のように解釈しているらしいのですが、実際は2つ目が正しいそうです。
青は国旗の中心にある地球のようなシンボルですが、これは地球ではなく、共和政が樹立された1889年11月15日の朝8時30分のリオ・デ・ジャネイロの空を表しています。
円の内側の星は星座を示していて、現在27個の星が描かれています。これらの星はそれぞれブラジルの26州と1連邦直轄区(ブラジリア)を表していて、州が減増するたびに、同じように星の数も変わるという性格があります。
アメリカ合衆国の国旗も同じ性質がありますが、ブラジルの国旗では下の絵のように、1つ1つの星が表す州が決まっているという相違点があります。
星と各州

パラ ブラジリア アクレ
アマゾン ピアウイ
マット・グロッソ・ド・スウ マラニャン
ロンドーニア セアラー
マット・グロッソ リオ・グランデ・ド・ノルチ
ロライーマ パライーバ
アマパー ペルナンブーコ
トカンチス アラゴアス
ゴイアース セルジッペ
バイーア サンタ・カタリーナ
ミナス・ジェライス リオ・グランデ・ド・スウ
エスピーリト・サント パラナ
サンパウロ リオ・デ・ジャネイロ
1番上の1つだけ離れた星は、首都のブラジリアと思われがちですが、実際それはパラ州で、ブラジリアは一番下に位置しています。
そして白。円中央の白い帯は、天球上の太陽の見かけの通り道である″黄道″を表しています。その中央には、緑色で「ORDEM E PROGRESSO」(秩序と進歩)と書かれています。これはフランスの哲学者・社会学者・数学者のオーギュスト・コントの学説で、1889年のブラジル連邦共和国建国の際、建国者に最も影響を及ぼしたということにより、書き込まれることになったそうです。
国旗に文字が記されている国は珍しく、それがブラジルの国旗の特徴でもあります。
それぞれの星が星座を表していると書きましたが、

それぞれ
1.こいぬ座のプロキオン
2.おおいぬ座。大きく描かれているのはシリウス
3.りゅうこつ座のカノープス
4.おとめ座のスピカ
5.うみへび座
6.南十字星
7.はちぶんぎ座σ星
8.みなみのさんかく座
9.さそり座。大きく描かれているのはアンタレス
を表しています。
南十字星(Constelação do Cruzeiro do Sul) といえば南半球でしか見れない星ですが、他の星座と比べて重要な存在と考えられるその南十字星は
ブラジルの国旗では、サンパウロ(SP)、ミナス・ジェライス(MG)、バイーア(BA)、リオ・デ・ジャネイロ(RJ)、そしてエスピーリト・サント(ES)
の5つの州で構成されています。
その5つの中で、SP,MG,BA,RJの4つの州は
・SP:コーヒーの産地としてやカフェ・コン・レイチ体制
・MG:上記のように17世紀の鉱山発見後の財政に大きな影響を与えたことやSPと同様カフェ・コン・レイチ体制
・BA:1500年に初めてポルトガル船団によって発見されたブラジル発祥の地であり、さらに1549年にブラジルの首都として定められた地
・RJ:1763年からブラジル植民の首府であり、ブラジルが独立し、帝国となったときの首都
ということから、ブラジルの歴史にとって重要な州であることが分かります。
ではESはなぜ南十字星の一部として置かれたのでしょうか?
国旗の南十字星をよくみると
BA
|
MG ― |― RJ
|
SP
のように各州が位置していて、それはブラジルの地図での位置関係とと同じ形に並んでいます。
そして今度は南十字星を構成する星の名前を見てみましょう。
ここで気になるのがIntrometida crucisという真ん中の星。
Intrometidaとは、ポルトガル語で邪魔な物、出しゃばりな物という意味です。
これはブラジル人の友達から教えてもらったことですが、
この小さな星は、南十字星の十字を作っているわけではないのに星座の真ん中に位置しているということで
そう呼ばれるそうです。
ブラジルの地図をみると・・・
まさにESと同じ状況!!! ESはほかの4州の真ん中に位置しています。というわけで、ESがこの真ん中の星に当てはめられたという理由が想像できますね。
でも、邪魔な物という名前の星に位置するES…かわいそう!!!
ちなみに私が初めて南十字星を見たのは、エスピーリト・サントでの旅行の時でした。
あのときは何も知りませんでしたが、こうやって知っていくと面白い!
ブラジルの国旗は、1つで歴史を語っているようですね。
一見おしゃれな国旗ですが、実は奥が深い…!!!
Mai

